叶えるのが難しい希望条件とは

2025年6月20日更新

本日は、叶えるのが難しい希望条件のお話です。

希望条件が増えれば増えるほど、叶えるのは難しくなります。
では数を減らせば叶うのか…？そう単純でもありません。

組み合わせや状況次第では希望条件1つでも叶えることが難しくなります。
具体的な例を上げて説明します。

①高額な年収アップ

臨床検査技師の給与体系は医療機関の規模や地域、経験年数によって比較的決まっているため、現状より大幅な年収アップは難しい場合があります。
また営業のように数字の実績から給与算定することも難しく、勤続年数で給与が上がるケースが多いです。
転職ではその勤続年数をリセットするため、年収が下がるケースも多いです。

②特定の勤務時間・休日の厳守

病院やクリニックはシフト勤務や夜勤が発生することもあるため、完全な日勤のみや残業ゼロを希望すると求人が限られます。
収益を増やすため、土曜日や遅い時間も診療を行う医療機関も多いため、土日休みや17：00までなどの希望も叶いにくい状況です。

③勤務地の限定（特に狭い範囲での希望）

地方や希望エリアが限定的すぎると、求人自体が少なくなり、条件に合う職場が見つかりにくくなります。
どこに行くにもアクセスしやすい場所（具体的には東京駅・新宿駅・品川駅・池袋駅・上野駅）に住んでいない限りは、通勤1時間前後や引っ越しも視野に入れましょう。

④特定の業務に限定

臨床検査技師は多様な検査業務をこなすことが求められるため、「特定の検査だけを担当したい」といった希望は難しい場合があります。
また、中途には経験が求められます。未経験から何かを教えてもらえる環境はかなり限られます。

⑤福利厚生や勤務環境の過度なこだわり

例えば完全週休2日＋有給完全消化＋残業なしなど、すべてを満たす職場は限られているため、妥協が必要な場合が多いです。
その他にも退職金制度あり、住宅手当ありなど、現代の医療機関で減少傾向にある福利厚生を希望すると、求人はかなり限られます。

給与は労働の対価です。
①を求めつつ、②と④を求めるとさらに難易度が上がります。

③については、エリアによって医療機関自体が少なく、求人が出る可能性すらない場合もあります。
何に組み合わせるにしても相性が悪くなります。

これまでの経験や求人の傾向を理解し、優先順位をつけて希望条件を整理することが成功のポイントです。
求人の傾向については、弊社のコンサルタントが把握しておりますので、まずはご相談ください。