エコーの領域による年収の違いについて

2025年5月27日更新

本日は、エコーの領域による年収の違いがあるか、についてです。

需要の多い領域

なかなか難しい話なのですが、まず転職市場の需要からお話させていただくと、圧倒的に腹部・乳腺です。特に健診施設はセットで経験を求めることが多いです。

次点で腹部（のみ）です。健診施設だけでなく、病院、内科・消化器科などの外来クリニックで需要があります。

次に心臓です。循環器病院、クリニックで需要があります。

乳腺のみですと、乳腺外科に特化したクリニックで需要がありますが、あまり多くはありません。健診施設で稀に乳腺の経験のみでもご検討いただけることはあります。

その他頸動脈、下肢、甲状腺などは同じくらいです。

年収が上がりやすい領域

需要があるもののほうが選択肢が多く、年収を上げやすいため、腹部・乳腺セットでご経験があると、年収が上がりやすいです。

じゃあ次に上がりやすいのは腹部エコーかと思いますが、心臓エコーのほうが年収が上がる可能性があります。理由は心臓エコー経験の需要がある循環器病院、クリニックは夜勤があることが多いからです。夜勤があれば年収も上がります。そのため、腹部のみの経験より、年収が上がる可能性があります。

まとめ

「この経験があるから年収が上がる」というよりかは「この経験があると需要が高いため、選択肢が多く、年収を上げやすい」⇒「結果、経験のあるエコー領域によって年収が異なる」というのがまとめとなります。

年収UPのため、エコーを習得しようとする方も多いと思いますが、この領域ごとの需要を知っていないと「せっかくエコーを学んだのに応募できる求人が少ない！」という自体になりかねませんので、お気を付けください。