転職活動は●●を絞れば絞るほど成功しやすい

2025年4月15日更新

転職活動における条件の絞り込みの重要性

本日は、転職活動では「条件を絞る」ことが成功のカギになる、というお話です。

たとえば──「特定のエリアで、エコーが未経験から学べて、通勤は30分以内、日勤のみで、年収は400万円以上、残業なし」こんなふうに希望を挙げると、まさに理想的な職場ですよね。

ですが実際のところ、挙げた条件が多いほど、すべてに合致する求人に出会うのは難しくなってしまいます。6つの希望があるとしたら、現実的には1～3つが叶えば良い方、ということも少なくありません。

地域による条件達成の難易度

たとえば、人口の少ない地域では医療機関の数自体が限られており、臨床検査技師の求人もごくわずかです。その中で条件に合う求人を探すのは、やはりハードルが高くなってしまいます。

また、「エコー未経験でも学べる」求人は全国的にも非常に希少です。お住まいのエリア次第では、通勤30分圏内に1件もないというケースも考えられます。

さらに、医療機関では夜勤がある職場も多いため、「日勤のみ」に絞ると、現在出ている求人のうち4割程度は対象外になってしまいます。

希望条件の整理と優先順位

もちろん、「学びたい・成長したい」という気持ちはとても素晴らしいものです。ただ、学ばせていただく立場で残業なし・高年収という条件すべてを求めるのは、地域や状況によっては現実的ではないこともあります。

ここまでを読んで、転職活動では希望条件をすべて叶えるのが難しい場合がある、ということが少しご理解いただけたかと思います。だからこそ、「条件を絞る」ことが、納得のいく転職への第一歩になります。

まずは、すべての希望条件を一度書き出してみましょう。そのうえで、優先順位をつけてみてください。

やり方に迷ったら、付箋に1つずつ希望を書き出し、ランダムに2枚選んで「どちらがより譲れないか」を比べる方法もおすすめです。そうして順位をつけていけば、「まずはこれが叶う職場を探してみよう」という指針が見えてきます。

整理しておけば、内定をもらったときにも迷いにくく、判断がしやすくなります。

理想の職場を待つ選択肢

「どうしても、すべての希望を叶えたい」という気持ちがあるなら、もちろんそれも一つの選択です。叶う求人が出るまで待ち続ける、という道もあります。ただ、その場合は数年単位での時間がかかる可能性や、年齢による条件の変化なども視野に入れる必要があります。

もし「条件が絞れない」「うまくいかない」と感じたら、ぜひ一度、弊社コンサルタントにご相談ください。

ご希望を丁寧に伺いながら、より現実的で納得感のある転職活動になるよう、サポートいたします。