「病理検査をやるために上京してきました。」病理未経験から大手臨床検査センターの病理部門に転職成功!

病理検査未経験×東京へ引越し
転職を考えた理由
未経験から病理検査に携われる求人がなく、思いきって東京へ!
かねてより希望していた、病理に携わりたいという思いが強くなったためです。

Hさん
そもそも臨床検査技師の資格を取得しようと決意したきっかけが、病理診断の存在を知ったことでした。
顕微鏡を見ながら検査をしつつ、患者さんの診断を左右する大切な検査に関わることにやりがいがあると感じていました。
これまで在籍していたのは、急性期の規模が大きい病院の検体検査部門。
検査科の中には病理部門があり、将来的には一般検査部門から病理部門への異動の可能性はあると聞いていたものの、人員不足や規模が大きいためになかなか異動の希望が通りませんでした。
当時、お住まいだった大阪府内にて就職活動をしていましたが、未経験で病理の検査に関われる求人が全くなかったため、企業数や求人数が多いと考えた東京都での転職活動をスタートされました。

転職の希望条件
雇用形態 | 正職員 |
---|---|
希望給与 | 年収300万 |
休日 | こだわりなし |
夜勤 | 検討可 |
オンコール | 可 |
残業 | 可 |
仕事内容 | 病理検査 |
身につけたい スキル |
病理検査 |
キャリアコンサルタントが
ご提案したこと
Hさんのご希望は、「病理をやりたい」ということ以外は叶えられそうな条件でした。
ただ、未経験から応募できる病理の求人は大変希少なため、当時はそもそも求人すらご紹介できませんでした。

コンサル
最初に転職活動のお打ち合わせをした際には、東京都であれば求人が多くあるだろうと希望を持って大阪から転居をされてきたので「求人がない」という事実を冒頭からお伝えせず、まずは全ての要望をおうかがいしました。
お話をうかがう中でご本人の中でも薄々、「東京に来て転職活動をしてみたものの、結果的には未経験で応募できる病理の求人数は、大阪とそこまで変わらないのかな…」と実感されていたので、「1ヶ月探してみて、該当する求人がなければ経験を活かせる検体の求人を探してみてはどうか」とご提案しました。
なぜなら、すでに退職をされていてお1人暮らし。東京で見つけるという強い意思を持って、転居もされていたからです。
現在仕事をしておらず、収入が0という状態が続くのは、先々の生活のことを考えるととても不安であることも、ご本人の様子から伝わってきました。
希望にあった病理の求人を見つけてあげたい気持ちはあったのですが、確実に求人が出てくるとも限らず、転職活動が長期化する可能性も考えられました。
病理の求人が必ず見つかるという約束ができず、生活が成り立たなくなる事を懸念し提案したところ、ご本人にも了承いただきました。
まずは1ヶ月間、求人をリサーチすることになりました。

転職成功の理由
最終的には、面接で「病理をやりたい」という気持ちを強く伝えることができたことが、ポイントになりました。
求人リサーチをしていた1ヶ月間の中では、やはり応募できる病理の求人は出て来なかったので諦めつつ、検体検査の経験が活かせる、大手の検査センターに応募することになりました。

コンサル
応募したポジションは各種検査を扱う研究所で、最終的な配属先は内定が出るまで分からない状況。
ただ、面接で配属希望先をお伝えすることができたため、そこに賭けるしか方法がありませんでした。
もともと、明るくて人当たりの良いお人柄で、病理をやりたいということに関しての熱意を強くお持ちの方です。
そのため、入社後のビジョンや病理をやりたいという気持ちを伝えられることができ、面接では高評価。ただ、面接後に「運良く病理配属になったらいいけど…」とやはり検体検査の配属になることに対して、踏ん切りがつかないご様子でした。

コンサル
面接を終え、検査センターの人事の方とやりとりする中で、ご本人の意向を聞かれた際に「正直に申し上げると、病理配属でないと御社へ入社するか分からないです…」とこの方の気持ちを代弁する形でお伝えし、フォローしました。
数日後、内定となった配属先は念願の「病理部門」でした。

転職後の環境
転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
勤務先 | 病院 | 大手検査センター |
雇用形態 | 正職員 | 正職員 |
給与 | 年収330万 | 年収380万 |
休日 | シフト制 | 完全週休2日制 |
夜勤 | あり | なし |
オンコール | あり | なし |
残業 | あり | あり |
仕事内容 | 検体検査全般 | 病理検査 |

キャリアコンサルタントより

コンサル
今回ご紹介した方は結果的に、ご自身のご要望を叶えることができました。
ですが、中途採用において「未経験」から何かを習得する為の転職活動は、難航する可能性が高いです。
代表的なことを挙げると、エコーや病理検査。
数が少ないゆえに、転職活動をスタートすると長期化することが考えられるので、今回の方のようにある一定期間の活動期間を設けるのも一つの方法です。
ポイントとしては情報収集、それと「熱意」をいかに伝えることができるか。
今回の方は、後者が上手く出来たことが内定を掴み取った鍵になりました。
「~~をやりたい」だけでなく、理由や入社してからどうなりたいのか、未経験の分野以外で活かせるところはどんなところかをアピールすることも、ぜひ一緒に考えていきましょう。

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