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臨床検査技師と診療放射線技師の違い

臨床検査技師と
診療放射線技師
を徹底比較!

目次

仕事内容の違いについて

臨床検査技師は、医師の指示のもとに様々な臨床検査を行う職業です。

臨床検査は2種類に分かれていて、患者から採取した血液や尿などを調べたり、組織片から標本を作り顕微鏡で細胞を調べることを検体検査と言い、心電図や呼吸機能検査など直接患者の身体を調べることを生体検査と言います。

臨床検査は、医師が病気の診断や治療方針を決める際に必要なため、迅速かつ正確に検査を行い医師にデータを報告する必要があります。


診療放射線技師は、放射線を利用した画像診断や治療を行う職業です。

放射線は、正しく利用しないと人体に害を及ぼす危険があります。

そのため、人体に放射線を照射できるのは医師・歯科医師・診療放射線技師のみと定められていて、専門的な知識が必要なのです。

日本人の三大死因である癌の検査や治療にも放射線は欠かせません。

放射線は危険というイメージを持つ患者に重要さを説明し理解を得るのも、診療放射線技師の大切な役割と言えます。

大学入学の難易度の違いは?

臨床検査技師を目指す学部と診療放射線技師を目指す学部の偏差値は50台~60台が多く、偏差値に大きな違いはありません。

どちらの資格も国立では医学部の保健学科で、私立では保健医療学部などの医療関連学部の一学科として設置されていることが多いです。

短大入学の難易度の違いは?

臨床検査技師や診療放射線技師を目指す短大の偏差値は40台後半~50台が多く、偏差値に大きな違いはありません。

診療放射線技師を目指すための短大はほとんどないため、大学か専門学校で学ぶのが一般的となっています。

専門学校入学の難易度の違いは?

臨床検査技師や診療放射線技師を目指す専門学校の偏差値は40台後半~50台が多く、偏差値に大きな違いはありません。

どちらの資格にも言えることですが、大卒に比べて給与や昇進といった面では不利になることもあります。

しかし、専門学校は実習に力を入れていることが多いため卒業後は即戦力として働けること、就職サポートが手厚いこと等といったメリットもあります。

学費の違いについて

大学の学費の違いは?

臨床検査技師を目指す場合も診療放射線技師を目指す場合も、学部は同じ4年制で保健学部といったように、学費に大きな違いはありません。

国公立であれば250~300万円程度、私立では500~600万円程度の学費が必要になります。

短大の学費の違いは?

臨床検査技師を目指す短大は、学費が300万円程度になります。

診療放射線技師を目指す短大は少なく、以前は放射線技術科を持っていた短大も2017年度から募集を停止しています。

そのため、学費の比較をすることはできません。

専門学校の学費の違いは?

臨床検査技師を目指す専門学校は250~350万円程度、診療放射線技師を目指す専門学校は300~350万円程度が必要となっており、学費に大きな違いはありません。

いずれも3年制の昼間部と4年制の夜間部があり、学費は夜間部の方が安い傾向にあります。

国家資格の難易度の違いは?

どちらも、年に1度の国家試験に合格することで資格を取得することができます。

臨床検査技師と診療放射線技師の国家試験合格率は、いずれも70~80%前後と大きな差はありません。

臨床検査技師も診療放射線技師も、大学は4年制で専門学校は3年制といったようにそれぞれ通う年数は同じなので、勉強時間に関しても大きな差はないようです。

国家試験はいずれもマークシート方式で、午前の部と午後の部といったように1日かけて行われます。

そして、問題の正答率が6割を越えれば合格となります。

就職の難易度の違いは?

臨床検査技師の主な就職先は、病院や検査センターになります。

検査は病気の診断や治療をするために必要不可欠ですが、医療機器の進歩により、様々な検査が自動化されています。

そういった事から、医療機関での臨床検査技師の需要は、今後少なくなることも予想されます。

臨床検査技師の資格に加え、細胞検査士や超音波検査士といった高度な資格を取得することで、他の人との差別化を図る必要が出てくるでしょう。


診療放射線技師の主な就職先は、病院やクリニックといった医療機関が多いです。

診療放射線技師の男女の割合は、放射線を扱う仕事からか男性の方が多い傾向にあります。

つまり結婚などで辞める人が少ないのに対して養成校は近年増加傾向にあるため、就職が厳しいと言われているのです。

しかしどちらの資格も、就職率100%を実現している学校も多くあります。学校を選ぶ際は国家試験の合格率に加えて、就職率も併せて考慮すると良いでしょう。

お給料の違いは?

臨床検査技師の新卒の初任給は、平均して20万円前後です。

さらに夜勤のある病院や検査センターに就職した場合は、夜勤手当がつきます。新卒の臨床検査技師からベテラン臨床検査技師までの平均年収は470万円前後となっています。


診療放射線技師の新卒の初任給は、平均して20万円前後で臨床検査技師と大きな差はありませんが、新卒の診療放射線技師からベテラン診療放射線技師までの平均年収は520万円前後となっています。

診療放射線技師は男性の割合が多く、定年まで勤務することが多いため、平均年収が臨床検査技師に比べて高めになっているようです。

どちらが残業がない?

病院勤務の場合、臨床検査技師も診療放射線技師も日中に働くというのが基本です。

病院の規模によっては、どちらの資格も当番制で夜間の当直や休日出勤があります。

時間外の仕事は当番者に引き継がれることが多いです。

臨床検査技師で24時間稼働の検査センターに勤めた場合は、夜勤を含むシフト制で勤務し、検体量が多い日には残業することもあります。


診療放射線技師で整形外科などのクリニックに勤めた場合は、患者の混み具合によっては残業が必要な日もあります。

どちらの資格も、勤務する場所によって残業量が異なるでしょう。

結論

臨床検査技師と診療放射線技師の比較表
臨床検査技師
診療放射線技師
入学難易度
大学)偏差値50台~60台
短大)偏差値40後半~50台
専門学校)偏差値40台後半~50台
大学)偏差値50台~60台
短大)-
専門学校)偏差値40台後半~50台
学費
国公立大学)250~300万円程度
私立大学)500~600万円
短大)300万円程度
専門学校)250~350万円程度
国公立大学)250~300万円程度
私立大学)500~600万円
短大)-
専門学校)300~350万円程度
国家試験難易度
合格率:70~80% 合格率:70~80%
就職難易度
今後、臨床検査技師の需要が少なくなり、厳しくなる可能性あり 男性の診療放射線技師が多く、結婚などで辞める人が少ないため、年を追うごとに厳しくなる可能性あり
お給料
新卒の平均初任給)20万円前後
臨床検査技師全体の平均年収)470万円前後
新卒の平均初任給)20万円前後
診療放射線技師全体の平均年収)520万円前後
残業
残業:ある場合が多い
夜勤:勤務先によってはあり
残業:ある場合が多い
夜勤:勤務先によってはあり

臨床検査技師も診療放射線技師も、資格取得のし易さや就職難易度、残業量などに大きな違いはありません。

臨床検査技師は、生体検査や採血時以外は直接患者に接することが少ない職業です。

顕微鏡を覗いて細胞を見たり、細菌の培養をしたりと、理科の実験が好きな人に向いている職業であると言えます。


一方で診療放射線技師は、検査をする際必ず患者に説明をしたり質問を受けたりします。

人と接するのが好きで、大きな装置を動かすことに興味がある人に向いているでしょう。

自分は何に興味があるのか、将来何をしたいのかが最も重要であると言えます。

どちらの資格も、常に新しい知識や技術を身に付けたいという意欲をもっている人におすすめの職業です。

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