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転職Q&A「病院から健診施設に転職した時、どんなことに苦労する?」


今は夜勤もある病院で働いていますが、今後のライフプランを考えて日勤のみの健診施設で働きたいと考えていますが、健診施設は忙しいと聞きます。病院から健診施設に転職した場合、どんなことに苦労しますか?(ハンドルネーム ライネルさん)

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からメッセージ

ご質問ありがとうございます。

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まずは病院と健診施設の違いについて知っていただくと、苦労することの想像がつきやすくなると思います。

病院 最適な治療を施すところ
(主に保険診療)
健診施設 健康診断という医療サービスを提供するところ
(主に自由診療)
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病院は何か症状がある方、怪我をした方が急いで受診することが多く、迅速に適切な治療を求められます。

場合によっては命に関わる現場のため、極端な話、内装の綺麗さや接遇などは二の次です。

逆に健診施設は年に1回、受診者様が内装の綺麗さや接遇・サービスを重視し、どこで受けるか決めることが多いです。自由診療という点から、受診者様目線ではショッピングに近い感覚があります。

そのため、受診者様(お客様)に来年も利用していただくために施設全職員の接遇・サービスに力を入れている施設が多く、慣れるまでは苦労されるかと思います。

また病院と健診施設では、検査件数が倍近く異なることもあります。例として、以下のようなイメージです。

病院 エコー 15件/日
健診施設 エコー 30件/日
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そのため病院とはまた違った意味で忙しく、限られた時間の中で効率よくスピーディーに検査を行うことを求められます。

少数精鋭の健診施設では臨床検査技師(診療放射線技師)が事務作業も兼務することがありますので、臨機応変な対応も求められるでしょう。

実際に病院から健診施設に転職された方の感想もまとめましたので、ご参考になれば幸いです。

・今までと違い、効率も求められたのが、慣れない中だったので、やや大変で辛かったです。
・限られた時間で多くの受診者の検査をこなさないといけない状態に自分の身体が慣れていくのに苦労しました。
・とにかく1日の検査件数が多く、忙しすぎて最初の頃は体力的についていけず、疲れて家に帰って何もできず寝てしまうこともありました。
・接遇に力を入れているので早口を直すのに苦労しました。
・以前の職場より忙しい。
・健診施設特有の対応や、細かい決まり事を覚えたり慣れるのがとても大変でした。
・慣れてしまえば簡単ではありすが、検査技師外の分野の仕事もあるので少し戸惑いはありました。
・事務作業を覚えるのに苦労した。
・想像以上に忙しかった。
・検査以外でも覚えることが複雑で多いこと。

少し驚かれたかもしれませんが、良いこともたくさんあります。

・夜勤のある病院で勤務していた時よりもお給料が上がった。
・残業がなく、必ず定時で上がれ、休憩時間がしっかり1時間取れる。
・夜勤等がなくなり、身体的負担が減少したように感じます。
・以前は急性期病院に勤めてたので、生命に直結するというような精神的負担も以前よりは軽減しました。
・労働時間に関してはきっちりしていて、サービス残業、早出はない。残業代はちゃんと出る。
・子どもがいる女性が多く、そういった人たちが働きやすい環境、時間である。
・1日の検査件数がかなり多いので、経験を積めます。
・仕事内容もそこまで大変ではなく、定時で終わるので、家庭との両立がしやすい。
・体力的にかなり楽になった。
・午前午後それぞれの件数が予め分かるため、検査することに苦を感じなくなりました。
・休みの日に寝てばかりだった以前の生活も一変し、プライベートの時間も充実するようになりました。
・日勤だけのため、生活リズムが安定する。

病院から健診施設へ転職した場合の良いこと、苦労することを見比べて、20代後半さんが希望する働き方とマッチしているか、転職後やっていけそうかまで想像していただくと、後悔の少ないご転職に繋がるかと思います。

臨床検査技師専任

キャリアコンサルタント あきやま

臨床検査技師の国家資格を取得後、治験コーディネーター(CRC)として3年間勤務し、臨床検査技師JOB専任コンサルタントへ。医療機関以外にも、治験関連施設など企業系の転職支援も行う。
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