最後になにか質問がありますか？に対する回答方法

読者さんから面接に関するご質問を頂きました。

「最後に何か質問はありますか？」

と聞かれた際にどのような内容が良いか教えてくれませんか？

そこで、今回は最後になにか質問がありますか？に対する回答方法について、お伝えします。

最後に何か質問はありますか？

まず、質問内容の全文は以下の通りです。

就活がもう始まっていて、病院見学や企業見学を行って志望先を決めます。その際に必ず聞いてくるのは、「最後に何か質問はありますか？」と見学担当の人に言われます。

当たり前ですが、質問はします。ただ、質問しても良い内容とよろしくない内容があります。自分はそこの所がまだよく分かっていません。

そのため、「最後に何か質問はありますか？」と聞かれた際にどのような内容が良いか教えてくれませんか？ よろしくお願いします。

ご質問頂いたご本人には、すでに回答しておりますが、読み返してみると見学時ですね。。

職場見学時については、選考も兼ねているようであれば、質問はしたほうがいいでしょう。選考を兼ねた機会ということを前提に私の回答は次の通りです。

質問に対する回答

ご質問ありがとうございます。

たしかに、この場面で何を質問していいのか、迷ってしまいますよね。まず質問しないほうが良い内容ですが、給与やお休みのことといった待遇面や福利厚生面は面接の場では聞かないほうがいいです。

選考の場ではあくまでも、ご自身をアピールする場面ですので、アピールする場で採用された後のことは、極力質問しないほうがよいでしょう。その他としては、合否の結果をその場で求めるということもしないほうがよいです。

こう書くと、そんなこと聞かないとよく仰る方が多いです。しかし意外とそれに近い質問をしてしまうケースがございます。

例えば、

私の印象は如何でしたでしょうか、
とか、
あと何名くらい面接されるのでしょうか

といった採用に関する内容のものです。

確かに面接の合否は気になるものですが、先方もまだ決めかねている段階ですので、選考状況や合否については、極力控えたほうがよいでしょう。

■質問の意図について

質問の意図は、大きく２つあると考えております。

１つ目は、質問の意味そのままの不明点や疑問点を払しょくする場です。これは質問という意味の言葉、そのままと受け取ってもらって構わないです。仕事内容や職場雰囲気など、仕事に関することで不明点があれば、疑問を解決する意味で聞いてください。

２つ目ですが、実は面接の最後に、ご自身をアピールする場面でもあります。アピールといっても、２つの意味でアピールできます。

１点目は、これから働くといった際、的を得た質問をすることにより、病院での仕事内容を理解しているということです。

例えば、入職後に検体担当や生理担当といったジョブローテションがどのようになりますか？

といったような質問であれば、病院で働く検査技師の働き方はある程度、理解しているということをアピールできます。

２点目ですが、質問をすることにより自分のアピールができるという意味もあります。これだけですと、わかりにくいですので例を挙げます。

例えば、長所で協調性をアピールしたい際、質問する内容としては、

「職場での環境について、どのような職場雰囲気なのか、差支えない範囲で教えて頂けますか？」

という質問をします。

すると、職場の雰囲気についての回答を頂けると思います。

そこで、ご自身の協調性についてのエピソードを交えて、重要視しているということをお伝えすると強調性について、アピールすることができます。

これは、ちょっと難しいかもしれません。

もし面接でアピールできていないということがあれば質問でアピールできるということを覚えておいて頂けるとよいかと思います。

■見学時も質問したほうがいい？

面接や選考の機会ということを踏まえて、書いてみました。見学時も意欲を伝えたいなら、質問はしたほうがいいでしょう。

ただ、面接時とは異なりますので、それほどナーバスになる必要はないです。とはいえ、給与などの福利厚生の質問をするより、仕事内容や職場のことについての質問をしたほうがよいでしょう。