臨床検査技師がクリニックや健診施設へ転職する理由

今回のテーマは、クリニックや健診施設で活躍する臨床検査技師の特徴を転職する理由から特徴について、お伝えします。
■クリニックへ転職する理由
臨床検査技師が病院への転職を希望する理由からお伝えしたことをクリニックの場合と置き換えて、お伝えします。基本的には、病院の特徴の裏返しがクリニックや健診施設の特徴につながってきます。クリニックや健診施設の特徴は、6つほどあるかな~と。それぞれについて、解説していきますね。
■夜勤がない
臨床検査技師がクリニックや健診施設へ転職する理由で、一番多いのがこれです。
夜勤がない。
夜勤について合わない人は、合わないものです。また、ある程度の年齢を重ねると夜勤が体力的にもきつくなってきたりします。そのため、夜勤対応のある病院ではなく、クリニックや健診施設を希望される方が多いです。クリニックや健診施設であれば、基本的には夜間診療がないので、夜勤対応はほとんどございません。
唯一例外があるとすれば、睡眠治療を行っているクリニックでしょうか。睡眠治療を専門的に行っているクリニックでは、夜間に睡眠検査を行います。そこで、夜勤が発生するというのはありますよ。
あとは、有床クリニックと治験クリニックでしょうか。
いずれにせよ、それほどの求人数があるわけではないです。そのため、クリニックや健診施設の90%以上は、夜勤がないといっても過言ではないでしょう。
■休みが多い
これも、全部が全部というわけではなく、クリニックのほうが、年間休日数が多い傾向ということです。救急病院の場合ですと、休診日でも待機や夜勤対応も普通にあります。
それに対して、クリニックの場合、休診日であれば、そのまま休日ということになります。病院で働く検査技師の場合ですと、急患などにより、急な呼び出しもないわけではないです。
しかし、クリニックであれば、このような急患というのは、病院に比べると頻度は、少ないでしょう。
よく病院勤務の検査技師の場合ですと休みの日も呼び出される可能性もあり、休んでも休んだ気分になれないということを伺います。休日数ということもそうですが、休みはしっかり休みたいというオンとオフを切り分けたい希望があれば、クリニックや健診施設勤務が向いていると思います。
繰り返しにはなりますが、病院であれば、全部が全部、当てはまるというわけではないです。あくまでもそういった傾向として、お考えください
■領域が特定される
クリニックは、専門領域を絞っているところが多いです。内科や外科、心療内科などといった診察科目で大きくわけているところから内科でも糖尿病など特定の領域まで絞っているところもあったりします。
たしかに病院も専門病院というものがございます。しかし、クリニックは、専門領域をさらに疾病まで絞っている感じです。そのため、検査する病症が限られてしまうということが挙げられます。
特定の領域について、専門特化して極めたいとお考えであれば、クリニックは向いていると思います。しかし、様々な領域に携わりたいであれば、クリニックは希望とずれるかもしれません。
■合う合わないがはっきり分かれる
これは書くかどうか迷いましたが、転職する理由でもよくある理由ですので、あえて挙げておきます。合う合わないですが、これは職場環境の雰囲気が合うや合わないがハッキリしやすいといったことです。
相性的なものですね。
職場雰囲気が合うようでしたら、病院と比べると居心地の良さを感じやすいようです。
その一方、職場雰囲気が合わないとなると病院に比べて、規模が小さいため、かなり働きにくい環境となる傾向にあります。職場環境を重視する場合は、院長や医療従事者の人数も少ないため、 病院と比べると見極めやすいと思います。
■生理機能検査がメイン
クリニックや健診施設の場合、検体検査は、臨床検査センターへ外注しているところがほとんどです。そのため、クリニックや健診施設で検体検査に携われる機会は少なくなります。
ちなみに、本当に小規模のクリニックは、採血業務はもちろん、受付事務なども兼任する場合もあったりします。臨床検査以外の業務もやってみたい好奇心旺盛なタイプであれば、クリニックや健診施設の働き方は面白いと思います。
■接遇スキル
接遇スキルですが、簡単にいってしまうと接客ということです。言い換えますと、マナーや礼節といったことですね。外来に来られた患者様を患者様ではなく、お客様として見れるかどうかということです。
意外とクリニックや健診施設は、この接客の素養であったり、マナーや礼節という観点で採用面接を行ってます。
臨床検査技師は、医療従事者というよりサービス業だと考えられるようですと、向いている環境だと思います。以上、クリニックや健診施設への転職から見られる施設の特徴についてでした。
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