単身寮(月9千円)あり・残業が少なく日勤のみの病院での勤務
公開日:2025/9/4
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「領域が特殊ゆえに、業務の難易度が高そうな印象」
「少し怖いイメージがある」
「職場の雰囲気が張り詰めていそう…」
以前、当サイトで実施した精神科のイメージアンケートを行った結果、約5割の方が上記のようなネガティブな印象を持っていることがわかりました。
そこで今回、本当のところどうなのか?というみなさんの疑問にお答えするべく、実際に精神科がある施設で働く方へ、良かったこと・苦労したことなどを含めた「本音アンケート」を実施しました。
ご回答いただけた方には、厚くお礼申し上げます。
その結果、苦労する面もある一方「給与条件が良い」「ワークライフバランスがとりやすい」「職場の雰囲気が和やかで優しい人が多い」「ゆったり働ける」など、イメージとは異なる回答も集まりました。
精神科で働く方の本音が知りたいという方は、ぜひご一読ください。
・検体検査(一般、血液、生化学など)
・生理機能検査(心電図、視力聴力、脳波、超音波検査など)
・採血
検体検査は、すべて外注している医療機関もあり、一部院内・一部外注がメジャーのようです。
条件面
60%
精神科領域に
興味
30%
意図せず
流れで
10%
精神科の病院・クリニックで働こうと思った理由として、最も多かったのは「条件面・働き方で選んだ」という回答でした。
意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「給与も他の病院なら数年働いて達するかどうかという額だった」という実際の感想にもあるように、精神科領域に携わる施設は、転職相場よりも給与が比較的高い傾向にあります。
また、次にあげられた理由は「精神科領域に携わりたかった」です。ご家族など身近な方がきっかけで、興味を持った方が多いようです。
家族の介護が必要になってきたため「当直、残業がない」「急な休みを取りやすい」を条件に探した結果、たどり着きました。
条件に合う就業先が精神科病院だったから。
正直、精神科だからこの病院にしようと思ったのではありません。いくつか理由があって、
・コメディカルの寮がある
・検体数も多くなく基本定時に帰れる
・生化学、生理検査をシフト制で回してるので知識がどっちかに偏ることがない
・エコー検査、睡眠検査を学べる
・見学に行った際の職場環境の良さ
・上司の人柄の良さ
など、前の職場と比べて自分に合ってるなと感じたから今の職場を選びました。
たまたまお家から徒歩圏内で通勤でからところにあった。
ハローワークで病院の求人を探していた時、見つけ、問い合わせると、詳細を話す前にぜひ来てくださいという状態だった。
年齢、性別、経験があまりないことを伝えたが、精神科で人気がなく田舎ということもあり、誰も来なかったらしく来て欲しいということで、給与も他の病院なら数年働いて達するかどうかという額だったので行くことにした。
精神科だからと選んだわけではなかった。条件面が良くて選んだ病院が精神科単科だった。
心の病気について興味があったからです。
父がアルコール依存症だったので小さい頃から精神科の治療などには触れていました。(抵抗はなかった)様々な病気があるので興味もありました。(学ぶことがたくさんあるのでは)。
精神科領域の疾患に興味がある。
精神医療に興味があったから。
転勤がある職場で、転勤先が総合病院で、精神科という診療科があったためです。
端的に言うと就職できたから。
専門学校卒業時、就職難で超氷河期でした。やっと見つけた検査センターのパートはフルタイムで働いても手取り12万弱。給料は上がらず7年が経ち、そこでは正職員になれるという話しすら全くなく先が見えない状態だったため、正職員になるという道先に唯一求人のあった精神科病院に入職しました。
依頼があったため。
雰囲気が
良い
40%
やりがい
学び
24%
労働条件が
良い
36%
勤務未経験の方からは少し不安との感想をいただくことが多い精神科ですが、実際に働いている方からは「職場が和やか」「他部署との関係も良好」「落ち着いたペースで仕事ができ、心身両面で楽」との回答が集まりました。
次に、選んだ理由としてもあげられた「労働条件が良い」、「精神科ならではのやりがい・学び」が僅差で続きました。
全てです。最初は分からないことが多く戸惑いましたが、皆さんとても優しく教えてくださり自分のペースで仕事をこなせるようになりました。
検体等は多すぎることはないので、ゆったりしている。仕事に対するストレスが減った気がする。生活習慣にも現れている。
落ち着いた雰囲気で、コミュニケーションもスムーズです。安心して仕事に取り組めます。前の職場よりも落ち着いたペース配分で仕事ができるので、心身両面で楽になりました。
職場の雰囲気は、他部署との関係も良好で、看護師の方に教わったり、会議などでは院長先生をはじめ、私の今までの経験も汲んで運用に取り込んで頂いています。業務量も激務は無く、落ち着いて検査を行えます。
子供の体調不良で急な休みも快くとらせてくれる。子供第一で働くよう常に言われているので精神的に追い込まれない。職場環境が明るく、雰囲気も良い。
比較的自分のペースで仕事ができています。
職場が和やか。
従事していた仕事は、患者さんの状態に合わせて行うものだったので、時間に追われることもなく、ゆっくりと自分のペースで仕事が出来た。患者さんはもちろん、看護師さん、医師と職種を越えて話ができたので、やりがいを感じることもあった。
自由にやらせたもらえた。
精神科の看護師さんや助手さんは、優しかった印象があります。他の診療科と同じ感じで、検査も実施していました。
残業がなく、急な休みを取りやすい。(今週の金曜日休みにします。などの融通が利く)急性期病院の経験者から見れば、仕事量は激減するのでかなり楽。
定時に上がれ、遅番早番が無いため、生活のリズムが整いました。お昼休みも十分とれ、ご飯も美味しいです。
始業時間も遅めで当直がないので子育て世代にありがたい。子育て中でも休み希望が出しやすく融通が利く。
家から職場が近くなり、通勤が楽になりました。
お休みの自由がききやすいと感じました。
通勤時間や勤務時間の負担が減ったこと。
給与が他の所に比べて良い。完全週休二日制(水、日、祝日)で夜勤や残業はない。入院患者の定期検査がメインで自分の裁量で日程を決められる。
精度管理のコントロールを流したら、その後仕事が特にないということもある。
夜勤がない、残業がない、土日祝休み、脳波検査中は看護師がずっと付いてくれている。慣れれば開放病棟の患者さんとも普通に会話できる。PSWさんとかOTさんPTさん、他職種の人と関わり合える。
精神病や認知症に対する知識や意識が変わった。一般的には特殊な物と思われるが、そうでは無く、ごく身近な物で誰にでも起こりうる物だと思う様になった。
対応に苦慮する患者様が多かったが、この経験は他施設でも生かせたので、どのような患者様でも対応出来るようになったこと。
患者様と触れ合う機会があり、父との経験の中での事も含めて、様々な病気(重なり合う、重複する)の本質は人間そのものの本質であること、特別ではなく全ての人間にあるものだということ、治療も様々な組み合わせ、経過などたくさん学べることがありました。
一般病院では馴染みのない入院形態や対応などを学べる。他とは違う患者対応なのでそういったことが知れる。リスク管理は徹底している。
今までほとんど関わりのなかった分野(脳波検査や、精神科医療など)に触れることもでき、新鮮味を感じながら仕事に取り組めます。
CRCとして3年以上働いたことがありますが、興味ある分野なので疾患の勉強にももちろんなりましたが、いろんな部署との連携もあり関わることが多く楽しく仕事ができました。
検査が
大変
50%
業務が
限られる
33%
移動時の
鍵問題
17%
苦労したことに関しては、仕事に関する回答が多く集まりました。
精神疾患がある患者様の対応に難しさを感じるなどの意見があがる一方、「戸惑いますが、すぐに慣れました。周りのサポートが整ってるのですごく助かりました」とのご意見がありました。
苦労する面もある中で、働いて良かったというアンケート結果に繋がる“職場環境の良さ≒サポート体制が整っている”というお話にも繋がっているようです。
患者さん次第の業務だったので、準備したのに行えない、など予定通り進めないこともあった。(良くないとは思ってませんが、あえて言うなら。)
採血が大変だった。
慣れるまでは患者さんに心電図のとりかたなど支持されることもある。
精神疾患の患者対応にあたって、ときどき家族や保護者などの対応に苦慮することがある。
患者の失踪があったりして、探すのを手伝ったりすることもある。
あえてあげるとするなら、精神疾患がある患者さんの対応が難しい事です。何度も同じ説明を繰り返したり、突然暴れたりなど読めない動きが多いので戸惑いますがすぐに慣れました。周りのサポートが整ってるのですごく助かりました。
生化学は外注だった。
限定した業務のみであったので仕事の幅が広がらなかった事。
絶対的に検査数が少ないため、新しいスキルを身に着けるのは難しい。スキルが落ちてしまう可能性もあり。
外来は患者が多くいるが採血を行う人はほんのわずか。5人くればかなり多い。細菌や輸血、頻度が低い生化項目は行っていない。自分で資格を取るなり、勉強会に参加するなり、自分の勉強をするなりでもいいからしないとボーッとしてしまう。患者の治療に特化したところではない。ずっと特定の検体の数値が高くてという人や、数日前まで元気でもという人もいる。
精神科病棟に入棟するときは、鍵が掛かっているので、ナースステーションに連絡をして開けてもらう必要があった。看護師が忙しく、なかなか電話に出てくれなかったので、待たされることが多かった。
部屋もエレベーターも病棟も駐車場もどこもここもマスターキーで鍵を開けていたので、忘れた時は…
身体の病気か、心の病気かというだけで、医療職としてやることはどちらも同じだと思うので、条件や病院の雰囲気に惹かれるのであれば、問題はないと思います!
職員として働くのであれば、看護師さんや助手さんが、コメディカルスタッフに対しても優しい。
大きな音や足音、匂い等にも敏感な患者さんがいるので、慌ただしい雰囲気がなく、アットホームな感じがします。
業務を行う為には患者様に寄り添う事が必要であり、それにより業務がスムーズになったりする事にやりがいを感じます。
業務内容が限られているので勤務の都合がつけやすく、仕事と家庭の両立かやりやすい事が良かったです。
検査は少ないし、来る患者も薬もらってすぐ帰るから、主な業務は呼び出しだけ。
定時で帰れる!
特別ではない(怖いところ)ではなく誰もが持ち合わせている不安、悩み、恐怖など患者様を向き合って行く中で自分自身と向き合う機会があるので是非とも一度は経験された方が良いかと思います(とても深い意味のあるお仕事)。
・家族の介護や育児などで急な休みが必要になっても融通が利く
・業務量が少ないので仕事に追われるように働くことはなくなる
・給料は下がってもOK、とにかくゆるく働きたいという考えの方にはよい職場だと思う
・ただし、精神科特有の症状が表在化している人はたくさんいるので、引っ張られやすい人、メンタル耐性が弱そうな方にはおすすめしません。
言い方が悪いが異常な人ばかりがいるイメージがあるが、そうではなく、職場や学校など、環境の変化で誰にでも症状が出て通院や入院をしたりする可能性がある。
病棟内は綺麗で、患者は自由に移動している。寝たきりの人もいるが、自立している人もいる。
現代は精神疾患にかかる方も多く、密かに需要のある領域だと思っています。関われるコメディカルが限られているように思われがちですが、検査技師も大いに活躍できる場だと思います。精神疾患に興味があるなら前向きに取り組めるお仕事だと思います。
精神医療に興味が無い方は、いずれ嫌になると思うので勧めないです。興味のある方は、一般の病院やクリニックでは経験出来ない驚く様な事がたくさん経験出来て、とても興味深いと思います。
良く言えば様々な患者を対応するので患者対応の苦手意識は減る。精神の薬剤特有の血液データや検査所見もあるので学びはある。
正直、向き不向きはあると思います。
救急がある病院など忙しいのが好きな人や、精神科は患者さんとの距離が近いので会話するのが苦手な人は向いてないと思います。
いい意味で程よく忙しいのでバタバタに疲れた人はおすすめです(笑)私は最初、精神科ってちょっと怖い…と思ってましたが実際に就職してみて、そんなことないなって思いました。
病院の体制もきちんとしてますし、何かあればすぐに誰かが駆けつけて来れるようになってます。正直、変わった患者さんもいますがすぐに慣れます。対応の仕方とか分かってくるので大丈夫だと思います。
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実際に、精神科のある施設で働く臨床検査技師の方々に、本音をおうかがいした今回のアンケート。いかがでしたでしょうか?
それぞれに苦労されていることはあるものの、多くの回答ではライフワークバランスのとりやすさや職場環境の良さなど、おおむね就業満足度は高いということがわかりました。
精神科で働いたことがない方の中には「給与が良かったり、働きやすいのは意外だった」「想像していた精神科の施設の雰囲気と少し違った」などと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
もし「精神科のイメージがあんまり…」というご理由から応募先の候補として避けていた方は、可能性を狭めないよう、他施設とともに、選択肢のひとつとして検討していただければ幸いです。
転職活動をする上で、何かお悩みやご不安がございましたら、まずは一度お気軽にご相談ください。
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