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休職と離職のお話

2025年10月16日更新

本日は「休職」と「離職」についてのお話です。

求職者の方とお話ししていると、休職と離職を混同して使っているケースが散見されます。これらは意味が異なり、誤って使うと相手に誤解を与え、場合によっては選考結果に影響することもあります。転職活動で不利にならないよう、この機会に正しい使い方を確認してください。

休職(きゅうしょく)

  • 定義:在職のまま一定期間、業務を行わない措置。雇用関係は維持され、出勤・勤務は一時的に免除されます。
  • 主な発生理由:病気・ケガの療養、産前産後・育児、介護、本人の事情、就業規則に基づく処分的休職(懲戒的な場合)など。
  • 補足:職務復帰を前提とするのが一般的です。休職中の給与や社会保険の扱いは会社の就業規則や労使協定によります(無給となる場合もあります)。長期化すると退職や解雇に移行するケースもあります。


離職(りしょく)

  • 定義:雇用契約が終了し、会社・組織を退職すること。労働関係が終了した状態を指します。
  • 主な発生理由:自己都合退職、会社都合退職(解雇・整理解雇・事業所閉鎖など)、定年退職、契約満了など。
  • 補足:離職により給与は支払われなくなり、社会保険や雇用保険の資格喪失や手続き(離職票の発行、失業給付申請など)が必要になります。原則としてその会社・組織へ戻ることはありません。


まとめ(違い)

  • 雇用関係:離職=終了(基本的に戻らない前提)、休職=継続(所属したまま一時的に休む)
  • 給与・保険:離職は給与停止・保険資格喪失が生じる、休職は給与・保険の扱いが規定次第で異なる。
  • 手続き:離職は離職票などの手続きが必要、休職は就業規則に基づく届出や診断書の提出が求められることが多い。


すでに退職して離職中なのに面接で「現在休職中です」と伝えたり、逆に休職中なのに「現在離職中です」と言ったりすると、面接官が混乱し、余計な確認が入る原因になります。言葉は正確に使いましょう。

弊社では、想定質問への回答添削や模擬面接も行っており、こうした言葉の使い間違いを防ぐサポートが可能です。不安な方はぜひ弊社のキャリアコンサルタントにご相談ください。

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このブログを書いたM.A.

プロフィール

臨床検査技師の国家資格を取得後、治験コーディネーター(CRC)として2年間勤務し、臨床検査技師JOB専任コンサルタントへ。
医療機関以外にも、治験関連施設など企業系の転職支援も行う。

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