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職務経歴書のお話

2023年3月14日更新

今回は職務経歴書のお話です。

応募書類で欠かせない職務経歴書ですが、常日頃不思議に思うことがあります。

それは、業務内容の検査件数に医療機関全体の件数を書かれる方がいること。
医療機関の検査報告書や統計の書類であればわかるのですが、あくまで個人の職務経歴書です。
なぜ個人の職務の経歴を書く書類に、医療機関全体の検査件数(=自分以外の検査技師がやった検査の件数)を書くのか、不思議ですよね。

中には、自分はやっていない検査だけど、医療機関でやっているからと、経験していない検査項目を書かれる方もいます。

これを営業職に置き換えると、個人の職務経歴書に個人の売り上げ実績ではなく、会社の売り上げ実績を書いたり、やっていない業務を書いたりするようなものです。

「営業として、こんなことしてきました!」と会社の売り上げと他の人がやっている業務を見せられても、「いや君個人の実績と業務を教えてよ」ってなりますよね。

なぜこんな不思議なことが起きてしまうのか考えたのですが、まず、あまり件数を気にせず検査を行っているからなのかな?と思いました。

職種柄、医師に検査のオーダーを増やしてもらうようお願いして実施する検査件数を増やす、ということは難しい(というかしない)と思いますので、「オーダーがあったらやる」→「件数を意識しない」ことに繋がるのかなと思いました。

「今日は1時間で2件しかできなかったけど、こうすればもっと効率よくできて、1時間で3件できるかもしれない」
「今日は○○検査50件もやったか~昨日よりも数多かったな、よくやった自分」
など少し数字に意識を向けて働くと、やりがいにもつながりますし、転職活動時に職務経歴書も書きやすくなります。

次に職務経歴書の必要性がわかっていないことも、不思議なことが起きる原因かと思います。

なんとなく、必要みたいだから作るか~という方もいると思いますが、職務経歴書の内容で書類選考結果が変わることもあるくらい職務経歴書は重要な選考資料です。
そして書類選考は、応募先への一番最初の自分のアピールタイムでもあります。手を抜いてしまったり、誤った内容を書いてしまったら、良い結果に繋がらず、転職後のミスマッチにもつながります。

それだけ大事な書類だとわかってもらえれば、不思議なことも起きにくくなるかと思います。

しかし決して作りやすい書類ではないので、作成に困った時は応募書類作成のプロにご相談ください。また、ご不明点がございましたら担当コンサルタントまでお問い合わせください。

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このブログを書いたM.A.

プロフィール

臨床検査技師の国家資格を取得後、治験コーディネーター(CRC)として2年間勤務し、臨床検査技師JOB専任コンサルタントへ。
医療機関以外にも、治験関連施設など企業系の転職支援も行う。

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